関西に

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関西から戻った翌朝に地震が起こった。
職場から帰宅の足を奪われた次男は、実家に寄って俺が市内巡りに使っていた自転車を組み立てて、自宅まで帰ったのだが、彼の話では実家の被害は全くなかったそうだ。
親戚関係でも無事が確認できたので一安心。
歩いたばかりの新大阪駅とか書店の本が散乱していたり、一番災害が無さそうと思い込んでいた所だけに、いよいよ日本列島、危ないことになってきた。
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今回の震源に近い豊中から母の世話のために時々来ている妹の新車。あっという間に200kmぐらい出そう。
父の命日が6月16日なので兄弟が集まる。
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その日の朝はよく晴れていたので8時前に出て自転車で西陣へ。
ここは浄福寺境内の地蔵さん。近々孫が二人生まれるので女房は無事を祈願。俺は祈らない。
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少し上手にある聖天宮雨宝院。狭い境内にぎっしりと桜の古木と御宮。
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神仏習合とは言えいろんな神様が居られるもんだ。融通尊ってどんな神様なのだろう?
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雨宝院の向かいは本隆寺西陣は寺が密集している。寂れたところはない。どうして維持されているのか?
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200mほど西の石像寺
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ここのメインは釘抜地蔵さん。
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お堂の周りにぎっしりと貼り付けられたオブジェ。アートです。
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やっとこと釘2本のセット、痛みを抜いてくれるという。
それと先ほどから提灯がやたらと多い。千本通には提灯屋が営業しているそうだ。
この辺り、織物以外は元気なのかな。
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ラストは近くの閻魔堂。16日だけ無料で御開帳されていて、恐ろしい形相を拝める。
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ここから先は蓮台野といって化野、鳥辺山と並ぶ葬送の地だったという。
なぜか紫式部の供養塔もある。源氏物語を読んでないのだけど、とんでもない色事師としか思えないから、そんな不埒な話を創作した式部を許してあげてや閻魔さん、ということか。
これだけたくさん回ってまだ9時前。自転車の威力です。
京都の奥深さにはいつも感心させられるけど、この移動手段無くしては味わえません。