トルコの旅4 イスタンブル

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わずかな自由時間を使ってイスタンブルの街歩き。あと二日は欲しかったが、そうすると2年前のローマのように消耗しただろうから、ほどほどというところか。
波止場のスタンドで詰め物いっぱいのサンドを食べてから歩き出したら、遊覧船への列が動き出して、さあ出帆ですよという雰囲気に同調して乗船したものの、いっこうに動き出す気配がない。
結局50分ほど待たされたのだが、その間に出前の茶を飲んだり、周りの人と写真を撮り合ったり、話したりしてそれはそれで楽しい時間になった。
日曜日ということで乗客は現地の人が多い。でも隣の兄さんはイラクから来たというから顔を見ただけではわからないものだ。
若い国だけあって恋人たちや子供連れがいっぱい。写真右上の女性は民族衣装をベージュ系の変化で決めてとてもお洒落、そして凄い美人。
日本人の受けは良くて、一緒に写真を撮りましょうと誘われる。「日本はナイスな国ですね」と言ってくれるのが嬉しい。バザールの商人はやたらと日本語がうまく興ざめするので、こういうさりげない触れ合いが有り難い。
ベタベタの熱愛を見せつけられる。みんな幸せになってくださいね。
クルーズは解説も音楽もなく淡々とボスフォラス海峡を90分かけて往復するだけのもので、それほどおもしろくもない。飽きてきた乗客がチャイの受け皿にスプーンを置いて船の振動でガチャガチャと鳴らしたら「Artist!Nice Music!」と大拍手。その兄さんも「1リラ、1リラ!」と物乞いの真似をしてはしゃいでいた。船から見る両岸は散歩の人達で賑わっていたが船着き場の周囲はものすごい人の群れ。さすがに2000万人の都市圏ですな。
市内にはモダンな市電が走っていて、鉄道ファンのワタクシとしては是非とも乗らねばなりませぬ。均一料金で100円ぐらい。ジェトンというコインを自販機で購入する。もたついているとオッサンが操作法を教えてくれた。
車内は天井が高く吊革に届きにくい。そういえば男性用の便器もやたらと高い位置にセットされていて、プレッシャーをかけられた。
公園の路上に屋外喫茶店が開かれて、ずらりと水タバコの用具が並び、談笑したりバックギャモンなどのゲームやパソコンをしながらパイプを咥えている人々の半数は女性。大きなジャガイモの中をくりぬいて薬味を詰め込んだスナックが沢山売れている。これもおいしそうだ。
ラストはエジプシャン・バザールでお買い物。古本街でコーランを購入。