スポーツ新聞と単身世帯、関係ないけど

大阪北部で生まれ育った甥っ子は当然のように阪神ファンだ。旭川で高校教員をしているが、甲子園での日本シリーズチケットをゲットして応援に駆けつけ、弾丸のように帰った。その甲斐あって阪神は優勝。その時のスポーツ新聞5紙を妹が買った。

という話を聞いて、ずいぶん長い間「スポーツ新聞」を見ていないと気づく。

昔のスポーツ新聞はカラーの巨大活字で呆れるような見出しで売っていた。誰が考えていたのだろう?芸の領域に達していた、というと洋画の邦題でも秀逸なものがあった。

禁じられた遊び」「かくも長き不在」「夜霧のしのび逢い」「暗闇でドッキリ」など。露天の叩き売りの口上も今時のタレントとは桁違いの巧さがあったし、多様な芸に生身で触れる機会が多かった。

 

一人暮らしの旧友から、身体の不調や先々の不安を聞いた。

彼は信じられないような事情で妻子から断絶させられているので、そのことでは言葉もないが、一人暮らしという事では全世帯の4割近くまで単身世帯が急激に増えているらしい。

いろんな形の幸福が展開すれば良いけど、人同士の関わりがどんどん少なくなって、すごく寂しい社会になっていく。そんな世の中で長生きしていくのは辛いな。

ますます日本の幸福度は低下していきそうだ。