まだ37度前後の微熱が続いている。風邪のようなゾワゾワ感は無いからワクチンの副作用なのだろう。そういう人も多いから待つしかない。
日赤玄関のサルスベリ。二日前のことだが、からりとした夏空が戻った。5ヶ月ぶりの日赤のCT検査。いつものようにバイクで峠越え。重苦しい山の緑が煌めいて美しい。色彩や印象がこれほど光に左右されるとは。
木漏れ日のワイディングロードを走り抜けて峠を越えるとひぐらしの鳴き声が。えっ、もうそんな季節?眼下に広がる瀬戸内海と島々、最高だ。
「素晴らしい!ずっと生き続けたいものだな」と思った。
そういう時に限って検査結果はよろしくない。また2ヶ月後に再検査となる。
その後、県立美術館に向かったら入り口で卒業生のMさん、Tさんに会う。来月の展示のメンバーなので向かいのギャラリーで実際の空間を見ながら考える。
Mさんは隣接する巨大マンションの住人なので、そこの豪華なミーティングルームで相談。「もっともっと賑やかにしたい」と言われるが、俺にすると物が多すぎてこれでは雑貨バザールだ。でもまあ、好きにやって経験から学ぶしかないだろう。
それから県立美術館の新制作展でTさんと出品作を前にゆっくり話す。
自室で制作中の映像。キャンバスに描いてはシャッターを押す。まだ10日目だけどくたびれてきた。昨日はソフトで動画にしてみた。基本操作を忘れそうになっている。
素人っぽい撮影ミスがいくつも露見するが無視。初体験の造形ばかりやってるから、こうなる。しかしなんども繰り返して良くなるものでもない。
俺が作っているものはスライドショーであってアニメーションではない。それを自覚できた。