漢字漂流

まどろみの中で土曜日の朝を思って、あまりにも早い一週間に萎える。

昨夕から頭痛と喉の痛みがあり、恐々の起床。

寒空の下、バイクで走り回ったからだろう。孫からの感染ではない。

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昨日の孫映像をチェックしながら成長の早さを思う。そして反比例する我が身の事も。

雪混じりの雨が続く一日はお籠りに最適だ。

ほとんどの時間を墨書で過ごす。

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A4プリント用紙は1枚1円もしない。墨は50年前に買った古梅園の桜墨。この両面に書くから一日5枚も使わない。場所も60cm四方あれば十分だ。

こんなにエコな趣味は無い。

思いつくまま文字を連ねていても面白く無いので、ネットで漢詩を拾って写す。高校以来で当時に記憶したものが幾つも。隠居老人の酔境を詠う内容は今に響く。

漢字のルーツを探る辞書も買ったし、今度は草書もやってみたい。

こうして漢字を歴史的に見ると、おおまかな形で読み書きされている。点やハネで正誤を決めて喜んでいる漢字教育は変だなと前々から感じていたけど、やはりな。

字の上手下手はどうでも良いが、配置は重要だ。課題は多い。

当面の目標はお寺で書いてもらう御朱印。三十三箇所を巡りながら、「俺にも書けるな、一度やってみたい」と思っていた。

ハンコ部分はCGで作り、グルグルっと速書きで仕上げる。架空の観音巡り。