お寺から出ると裏びれた通りがあって貧相な家の向こうに半ば朽ちた寺院が見えた。
そこに向かったのだが、狭い谷を進んでいた。
両側の岩はエキゾチックなレリーフが彫られてブロンズのような光沢がある。
谷の奥に家があり、もう少しまで迫った俺の頭上を大柄な男が飛び越えて行く。
下からは色白な白人の男が登ってくる。
フロイトが喜びそうな夢だ。自分なりに夢が暗示するところを考えてもみる。
このコンテのような画面はタブレットでFRESCOというソフトとアップルペンで描いている。木炭も良いのだが消しにくく定着も難しい。
夢のような漠然としたイメージを描くのはこの組み合わせが一番だろう。