取材撮影

40年ぶりの復刻を目指して進行中の企画から撮影依頼を受けて、動物園の向こう側までバイクで出かけた。狭い旧道は8月の豪雨で崩壊したり土砂が流れ込んでいる。カブでなければ通行は難しい。早くも廃道のような荒れ様だ。

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山中に工房を構える陶芸作家のHさんは10歳年上の職場の先輩だ。バイク、スキーやヨットなど道楽話は際限がない。

同行した女房が聞き役になって、おれは横から撮影する。この手の取材では典型的な業者の方法だ。

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広い敷地に繁茂した樹木に埋もれるように工房と住まいが並ぶ。千客万来のホスピタリティーでとても沢山の人が訪れていて、そんなエピソードも限りない。

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工房の隣は500年の歴史があるという古い神社だ。真新しい神楽のステージもあるがあまり使われていない様子。

近くには大きな団地があるが高齢化と人口減少が進んでいる。一山越えるだけといっても峠は200m。それでも峠の前で造成地が開発されている。不思議な時代だ。

どこに住んでどんな暮らしをするのか。切迫してくるな。

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帰宅後、スケッチへ。どこでもいいやと柿の木を描く。無理やり画面に押し込めて適当にまとめる。かなり暴力的だ。

すぐ背中側は保育園で、ちょうどお迎えの時間帯ですごいノイズだ。

川沿いの道はウォーキングの老人だらけ。ちょっとイヤ。