長岡京市にコロナ患者が出て、プレゼントの買い物に行けなくなったと手紙が届いた。ちょうどその時に、俺の住む安佐南でも患者が見つかったというニュース。
ジワジワと虚から実へと変化してくるな。
毎年、京都の息子が祇園祭の長刀鉾でチマキを求めて送ってくれる。
そのお札には「蘇民将来子孫也」と書かれてある。
全国にある言い伝えらしいが、蘇民将来という名前の人がスサノオを丁重に世話したので、この人だけが殺戮を逃れたという。スサノオは疫病の神だったので厄除けとなっているそうな。
疫病息災を祈願して行われてきた祇園祭の要というものだが、「蘇民将来がここに居ますので助けてくださいね」という直裁なメッセージが情けなく思えたものだ。
でも「自分だけは何とか」という本音をエゴイズムと馬鹿にはできまい。