慶州 お寺と仏さま

通勤や通学の時間帯にバス停で待っていたので、いろんな生活情報に接触できた。
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バス停や時刻など事前のリサーチも面倒なのだが、ここで得られる情報や地元との接触は、有名観光地以上に大きな財産になる。ツアーではこういう「無駄」がない。
行く先をハングルで手帳に書いておき、料金は手振りで。
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市内バスは郊外に出ると高速道路なみにぶっ飛ばす。
台湾でも手に汗握る思いをしたけれど、こちらも負けていない。
必要以上に広い道路は軍事目的なのか。

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8時には仏国寺に着いたので、ほとんど人影がない。
画像で見ていて、大したものではないなと思っていた仏国寺だが、まず実物と映像は違うものだと感じさせられる。
圧倒されるほどの迫力は無いが、周辺の雰囲気とともに、しみじみした味わいがある。
当たり前のことだが、現地に立って自分の眼で見ること、空気を膚で感じることの大切さを実感した。
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1970年代に再建されたとは思えない落ち着きがある。(既に40年も経っているんだからね)
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復元、再現、大切なことだと認識。
仏様は金ピカということもあっていまひとつ感銘を受けるものではないが、この後に訪れた石窟庵や博物館の仏像を見るとハイレベルなものだったようだ。
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この仏さんは、この後に訪れた国立博物館で撮影。(なんと入場無料だった)
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境内にはカラフルな提灯が各所にあって、韓国らしい光景を作っている。
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鐘が地面に置かれているのかと思うほど低く吊り下げられていて、その下には穴が。
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100円払って、こんな格好で突かせてもらったが、撞木の密度が無いのか「カシュッ」というカス当たりみたいな音がして、当然に余韻を楽しむこともできなかった。
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寺院を囲む林のなかにはリスがいっぱい。間近に見るのは台北の植物園以来か。
どうして日本の里山には居ないのだろう。

仏国寺の由来を見ると、韓国のサイトでは破壊と荒廃の原因として秀吉の侵攻が強調されている。
それが日本側だと何度かの仏教弾圧を理由としていて、こういう子供じみた擦りつけあいは隣国関係では避けられないものらしい。
歴史を研究するのも大変なのだろうな。