竹原展示計画

10月末に竹原で開かれる夜祭りに学生作品を展示することになり、その下見に行ってきた。
あいにくの雨だったが、必殺晴れ男の主任の法力により市内散策中は見事に雨が上がる。
先日の奈良京都で台風をものともせず歩き回れたのも彼のお陰だった。
そういう人って居るんだよな。
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竹原市教育委員会の方々が案内してくださったので、いろいろ裏話も伺えてアイデアが膨らむ。
町並み維持のために住み続ける工夫として空き家の貸与や売却をしているそうだが、その価格が聞いてビックリ300~500万円、家賃なら5万円と破格。
広島空港まで30分もかからない。広島市内でも1時間だ。
こんな渋い落ち着いた町並みで暮らせるなんて首都圏の人間なら10倍でも支払うのじゃないか。
それほど暮らしにくいとは思えないが、そういう価格になる理由があるわけだ。
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制作の予行演習として画像検索で得た町並み風景を学生に描かせている。
小高い丘の舞台からの眺望が結構人気で、ここは映像作品のクライマックスに使いたいと思っている。
竹原市内の人口は2万人ほど。室町からの歴史、近代まで続く富の蓄積がある。
この街が再生できなかったら日本の地方都市に希望は無い。