やっと週末(終末ではなくて)

久々に役職に就いたこともあって、校務で頭の中が一杯になり、週末よりも終末の気分になりがちな最近の日々。いかんですなあ、余生は日々短くなるのに。
そんなユーウツの特効薬はやはり孫です。
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週末の夕方、数時間を我が家で過ごす近所の孫。
思慮深く聡明といいたいところだが、この一瞬だけで、すぐさま走り回り、追いつけない。
いま色んなものを怖がっている。そんな時期なのか?
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1歳2ヶ月にして、5階までの階段をヨイショヨイショと独力で登り、納豆ご飯をスプーンで食べてミルクを片手に乾杯している京都の孫。体格も良く積み木で遊ぶ驚異の成長カーブ上限突破。
この調子だと3年後、おれはすべてで負けているのではなかろうか。

孫の映像を見ながらオヤジのことを思い出す。
「オジイチャンみたいになりたい」と孫から慕われ尊敬されていたオヤジは姿形も良く、小学校も出ていないが「校長先生ですか?」と言われていた。
洋服職人だったので高級な背広を身につけていたからでもあるが、見るからに賢そうだった。
つまり俺とは真逆のタイプなのだが、90歳まで衰えなかった学習意欲だけは継承したいものだ。
このごろ鏡を見ていて仕草がオヤジに似てきたなと思うことがある。
女房に話すと「全然違うわよ」とにべもなく否定するが、彼女は表面だけを見ているのだ。
先日、孫を見ていて父母二人の顔が浮かび上がったり沈んだりして変化し続けていることに気づいた。
だからオヤジの顔が浮上した瞬間をブレッソンのようにパチリと撮れば、満足できる肖像になるのではないか。30分待てば1秒ぐらいは現れる。間欠泉みたいに。
間欠泉みたいなオジイチャンか。
何が吹き出す?
勿論・・・知性だ。
といいたいところだが、最近、知的なチャージを全くしていないからなあ。中身が見えたら「よくこんなお粗末なコンテンツで仕事したはりますなあ」と呆れられるだろうね。