いかにも梅雨という天気だった。部屋で色を塗ったり本を読んだり、庭で植物を描いたりして過ごす。
誕生日が近い孫のプレゼントに図鑑を選ぼうとして調べてみると、本屋よりも図書館で多様な図鑑が見られるようなので、夕方、佐伯区の図書館に行ってみた。
ほとんど雨は上がっていて、山から白い霧が湧き上がっている。
子ども向けの書架は多いけれど、高校生ぐらいまでをターゲットにした揃え方だ。
小さなこどもが喜ぶようなものは少ないが、そんな事は忘れて自分の興味だけで拾い読み。学んで成長したい人はこちらのコーナーを利用するべきだ。反対に大人向けの書架は暇つぶしか趣味の充足で書架を満たしているのじゃないか?と思えてくる。
何冊か借りたくなって、翻訳ものの「ルネッサンス」、加古さとしの「ならの大仏さま」、谷川俊太郎の「みみをすます」の3冊を選んだ。
とくに「みみをすます」はすごい。こんなにすごい詩を書く人だとは。
長野の孫(4歳)がYOUTUBEに触発されてプラレールを分解、モーターを強力なものに付け替えて改造している。
父親の仕事場が家の中にあるので、見よう見まねで同じようなことをしているようだ。
先日、遊びに連れていった孫と同年同月の同い年だが、早くもこんなに差異が生じていることに驚かされる。
体格、顔つきと同様に性格や能力もみんな違う。それが当たり前のことだけど、漠然と頭の中に「普通」という非現実的なイメージがあって、それからのズレに不満を膨らませて、ストレスを溜め込んだり不幸を感じたりする。
それは世の常だから仕方ない、のかな?
世間が「普通」を目指すように強制的に教育しているのじゃないかなあ。
まあ、ともかくも孫達にはこの調子で明るく楽しく生きて行ってもらいたいね。