寂地峡とモミの木

三男一家と寂地峡に行った。

孫二人を連れて行ったのはいつだったかと調べると3年前。病気の再発を告げられながらも国内外をあちこち動き回っていた頃だ。

5年生になった孫はその記憶があり、杉の大木がある神社でキツツキの音を聞いたと寂地峡の入り口で話した。常日頃から物覚えのいい子だと思ってたが驚く。

3年前の記録に俺もキツツキの音について残していて、そんなことがあったなと、今朝方ふりかえっていた。

あれから3年、随分と背も伸びた。

あの時、乳児だった三番目もしっかり歩いて滝が続く急坂を登った。

この後、モミの木森林公園のアスレチックを回って遊ぶ。

今日の主役は三番目。車の中では歌い続け、まだオムツなのに兄貴たちに負けず走り回っていた。

行き帰りのワゴン車内では3列目の中央で孫の囲まれて座る。二人が前方を見ようと体を寄せてくるので窮屈な姿勢になったが、気分は最高だった。

それにしても寂地峡という命名には感心する。大蛇を退散させた旅の僧、寂地坊に由来するらしい。