先日の帰省で、津山から姫新線に乗った時、佐用で50分ほどの乗り換え待ち時間が生じた。何もない静かな町だが歩いていると役場の裏手に立派な図書館がある。
その入り口前に廃棄するので持ち帰り自由の本や雑誌がたくさん並べられていた。
そこで手に取ったのが10年前の「文學界」。読まれた痕跡がなく新品同様。
ヤマザキマリと島田雅彦の対談に惹かれたが、他の記事も面白い。
文芸雑誌って滅多に読まないから結構、刺激を受けて、京都に滞在中、布団の中で読んでいた。
掲載の作品や広告などをメモしておいたので、帰ってから図書館で検索して予約。
昨日からそれを読み始めた。
こういう行き当たりばったりの(出会いとも言うが)選択で、生きている。
もう少しは骨太な、必然性のある道を歩んでいてもいいのだけど。
谷川俊太郎の詩集、川上弘美の小説、穂村弘の短歌、淀川長治の映画評論、数学的な美術の解説本、などなど。
夢で見た古い町並み。
世界のどこかにこんな所が在るのだろうけど、そこを訪れる機会はあるのかな?
ちょうど一年前の退職を機に、続けていた寄付活動を中止したばかりなのに、またこれか。
今日は一月ぶりに近隣の孫三人の来襲。腹の底から絞り出す大声と底知れない食欲の大喧騒で、屋根裏の動物も退散したのではないか。