昔の同僚から、大昔に作った手作り雑誌「MINIMUM」を読み直したい、と言われた。
引越しの時、引き出しの奥に見つけて持ち帰っていたので、早速に天袋から取り出して「デジタル版でリメイクだ。」と作業を始める。
コピーと手彩色とシルクスクリーンと写真貼り付け、という素朴な技法に当時が蘇るので、そのままをスキャン。
（オリジナルはB４サイズで、大学には大型のスキャナがあったけど、Photoshopで巧妙にA４スキャンを合成する。これからはこういう工夫が必要になるな。）
先日の自作図録と同様にPDFで20pにまとめる。是非ご一読を。
https://drive.google.com/file/d/17-QAfqz5KTFzKRe2OvOl1dDMEi-D15eB/view?usp=sharing
とくに卒業生に読んでほしい。
1979年と1980年の発行で、当時の美術科の空気が蘇る。
教員同士の交流や会話がほとんど無くなった今とは隔世の感。
この出版作業で版画や写真の材料が整い、自分の制作環境が改善されたこともあり
例によってすぐに止めてしまったが、これが原型になって後年のウェブサイトや、このブログにつながった。
執筆者の多くは亡くなっているが、文章を読むとリアルに声が聞こえてくる。
作っておいて、残しておいて良かった。
