ブラスバンド

土曜日の朝は必ず7時20分からのピーター・バラカンを聴いている。この後のゴンチチも選曲が素晴らしく、この20年間、毎週4時間近くをラジオと共に過ごしてきた。

通勤途中でも聞き逃し配信で再度、楽しむほど長年のファンだ。

でも日曜の朝、ニュースの後は「吹奏楽の時間」で女房が「うるさいわね」と切る。

俺も好きでは無い。「朝から止めて欲しい」と言いたい。

皆様のNHKだから、いろんな団体から圧力がかかっているのだろう。

今朝はエルガーだった。活動時期の説明を聞きながら、英国の絶頂期を生きたからあんなポジティブな音楽が作れたんだなと感じていた。

帝国主義、軍楽隊、吹奏楽という連想の中でトルコの軍楽隊、ズルナの音を思い出す。

チャルメラみたいな楽器で家にあって昔は時々吹いていた。)

吹奏楽をWEB検索すると15世紀トルコ軍の大音響に圧倒されたヨーロッパ勢が軍学隊を創設したという。

最近、よく連想が的に当たる。歳をとって因果関係が少しは見えるようになったのか。

日本の項目を見ると第1回吹奏楽コンクールが開かれたのは皇紀2600年記念だった。

やっぱりね。千羽鶴は千人針がルーツだったし、今でも学校教育は皇民、軍人育成からなかなか抜け出せない。現代は国際派ビジネスマンだけどね。

どうしてクラブ活動で小唄や演歌がないのだろう?音楽教師がいるからだ。マンガを敵視する美術教員も少なくない。芸術教育は創造的でないなと改めて思うけれど、気持ちは理解できる。「教育的」であろうとするとそうなってしまうのだ。

人生の目標は多様だから、個々の生徒がやりたいことをサポートをするのが教員だ、というポリシーの学校も増えている。

俺も基本はそこなので、それを本気でやると大変な負担になると思うけれど、習うだけなら幾らでも情報は得られる現代で、このままでは学校は存続できないな。

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ズッキーニのフレームを作ってから2週間、ずいぶん成長してきて花芽がついた。